当院は、この度初めて病院機能評価を受審しました。
病院の拡大とともに「良質な医療の提供」、「病院の基本的な姿勢、患者の安全確保に向けた病院の組織」、「安全な医療・ケアを実践」等、病院の機能的な側面も「質の改善」に病院全体で取り組みました。
約1年6ヶ月の時をかけ課題を整え、受審に臨みました。
機能評価では約90項目の調査があり、評価は4段階で評価されます。
「S」:秀でている。
「A」:適切に行われている。
「B」:一定の水準に達している。
「C」:一定の水準に達しているとはいえない。
当院の結果で [S] 最高の評価が3項目ありましたので報告いたします。
1項目:災害等の危機管理への対応を適切に行っている。
災害時の透析拠点病院として、500人以上の透析患者や他施設患者を受け入れ可能な体制を整えていることや、透析回路、透析液3週間分、食料7日分を備蓄、病自家発電装置の燃料や飲料水についても地域と協定を結び、優先的に供給せれる仕組みを整備していること。災害時の診療継続計画や対応体制、新型コロナ感染症患者を受け入れ協力医療機関として活動の実績を認められました。
1項目:栄養管理機能を適切に発揮している
栄養管理部に管理栄養師6名、栄養士1名、調理師3名、調理補助者5名を配置して、様々な患者(高血圧、糖尿病、腎臓病等)の病態に適した治療食を提供している。
病院長研修の「丸ちゃん腎臓食の優しいレシピ」を活用した食事の提供など高く評価されました。
1項目:栄養管理と食事支援を適切に行っている
病棟や透析部門に栄養士が常駐して綿密な栄養管理を行っていて、必要な患者に対してはNSTが介入し栄養管理を行っている。月60件ほどの活動と、栄養指導を月100件以上実施するなど、栄養管理と食事支援は秀でている。
*これらの「S」評価に矜持をもって今後は、すべての項目で「S」評価を目指して病院全体で取り組んでまいります。
これからも「認定病院」の名に恥じないよう、職員一同努力してまいりますので、より一層のご指導をお願い致します。